タイ旅行、外国人の最大の不安は『詐欺とぼったくり』9割がバーツ相場を重視など意識調査。。

タイ観光評議会(TCT)は、外国人観光客302人を対象に実施した調査結果に基づく「タイ観光ビジネス信頼感指数(2025年第4四半期)」を公表した。
調査は、バンコクで200人、チョンブリで102人から回答を得た。

・観光調査:来訪者の懸念事項トップ5/訪問判断にはバーツ相場が最大要因
・安全面の懸念:全体的には「中程度」だが、詐欺が突出

調査によると、外国人観光客が感じるタイ旅行の安全面に対する懸念は、主要な全カテゴリーで「中程度」にとどまり、平均スコアは2.96〜3.34だった。

最も懸念が高かったのはサービス・コミュニケーション面(平均3.34)で、特に言語の壁や政府職員との意思疎通が問題視された。

次いで健康・衛生リスク(3.15)が続き、感染症や食事よりも、救急医療体制や大気汚染への不安が強かった。

犯罪・詐欺リスクは3.01と中位だったが、個別項目では詐欺・ぼったくりが全体で最も大きな懸念事項となった。

交通・事故は2.98(運賃の過剰請求と交通事故が同程度)、自然環境・自然災害は2.96で、最も懸念が低い分野だった。

■来訪者の懸念トップ5

①観光客を狙った詐欺・不正(タクシーやツアー詐欺など)— 唯一「高い懸念」レベル(3.44)

②現地住民や緊急サービス(警察など)とのコミュニケーション障害 — 3.37

③救急医療サービスの質 — 3.31

④公務員による不当要求・賄賂 — 3.31

⑤PM2.5や煙霧などの大気汚染 — 3.21

一方、最も懸念が低かったのは暴行被害(2.84)と身代金目的の誘拐(2.86)だった。

身代金誘拐や臓器売買に対する懸念は全体では中程度(2.79)。

地域別では、東アジア観光客が最も高く(3.03)、次いで東南アジア(3.00)、欧州観光客は最も低く(2.45)、「低懸念」水準だった。

■バンコクの移動事情:運賃は「高すぎる」、観光パスへの関心高い

バンコクの交通利便性について、多くの観光客が都市鉄道の運賃が高すぎる(3.70)と回答した。

主な不満点は、路線乗り換え時の重複支払い(68%)、短距離でも高い単発運賃(21%)。

1日または複数日乗り放題の手頃な観光パスが導入されれば、71%以上が「必ず購入する」と回答した。

・鉄道システムに求める改善点は以下の通り

①英語表記・案内の充実
②運賃の妥当性・コストパフォーマンス
③切符購入の簡素化
④混雑緩和
⑤他交通機関との接続改善

■地方都市(セカンダリーシティ)観光:関心はあるが迷いも

地方都市観光について、

「ある程度知っている」72%
「よく知っている」13%
「知らない」15%

関心度は、

行ってみたい:36%
迷っている:51%
あまり関心がない:13%

訪問経験については、

すでに訪問:49%
未訪問だが関心あり:49%
関心なし:2%

訪問動機トップ5

①新しく独自性のある体験(45%)
②混雑回避(34%)
③旅行費用の安さ(15%)
④口コミ・SNS(9%)
⑤乗り継ぎ目的(5%)

満足度(5点満点)は全体的に高く、

安全性:4.12
外国人への親しみやすさ:4.01
宿泊・飲食の質と多様性:4.00

総合満足度は3.65、交通利便性3.59、広報・マーケティングは3.45だった。

■消費額と訪問判断の要因

2025年第4四半期の1人あたり平均消費額は51,286バーツで、年間で最も高かった。
平均滞在日数は10.66泊。

・欧州観光客:76,624バーツ/19.46泊(最高)

・60歳以上:53,630バーツ/26.5泊
・41〜50歳:52,804バーツ

個人旅行(FIT)は、団体旅行よりも消費額・滞在日数ともに多かった。

訪問判断への影響が最も大きかった要因はバーツの為替水準で、90%が影響ありと回答

(「やや影響」60%、「大きく影響」30%)。

年末イベント(アメージング・タイランド・カウントダウン、ロイクラトン祭など)は78%に影響し、これが2025年第4四半期を年間最高消費期に押し上げたと分析されている。

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