タイ人の人気海外の旅行先、1位は中国2位に日本。バーツ高・ビザ免除・低価格ツアーが追い風に。

タイの長期年末年始休暇を背景に、タイ人の海外旅行需要が活発化している。

バーツ高による購買力向上や、各国での低価格・高付加価値の旅行商品が、海外旅行を「自分へのご褒美」として選ぶ動きを後押ししているという。

大手旅行会社クオリティ・エクスプレスによると、年末年始の人気渡航先は中国が首位で、日本、欧州が続く。
2026年のタイ人海外旅行者数は約1,100万〜1,200万回と予測され、2025年とほぼ同水準となる見込み。
1人1回あたりの平均支出は約4万バーツとされ、海外旅行支出総額は4,400億〜4,800億バーツ規模に達すると推計されています。
中国は依然として最大の渡航先で、2025年には最大200万人のタイ人旅行者を集めると見られています。

 

2024年3月に始まったタイ・中国間のビザ免除により、滞在の自由度が向上。
航空便やチャーター便の増加、高速鉄道網の整備も中国旅行を後押ししている。
3〜4泊・約2万バーツという割安なツアーもタイ人に人気で、重慶や成都がSNS映えする観光地として注目を集めている。

日本は円安を背景に2番目に人気の旅行先となっており、2025年の訪日タイ人は100万人超が見込まれている。
100円=20バーツを下回る水準は33年ぶりとされ、日本政府観光局によると2025年1〜11月の訪日タイ人は前年比5.7%増となった。

Agodaのデータでは、タイ人に人気の海外渡航先は日本、ベトナム、中国、韓国、マレーシア。
旅行目的は「リラックス」が最多で、国内旅行の人気も拡大しているという。
旅行期間は1〜3日の短期旅行が主流で、宿泊費は1泊1,600バーツ以下を想定するなど、節約志向も続いている。

日本は観光立国でもなんでもないので、無理にインバウンドを集めなくてよいと思います。
適度な受け入れこそが、サスティナブルな観光地として君臨する近道だと考えます。

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