バンコク・バンケー地区で刺殺事件。28歳のミャンマー人男性、酒の席で口論の末の犯行。

12月30日午前0時30分ごろ、バンコク・ペッカセーム警察署は、刃物を使用した乱闘事件により死亡者が出たとの通報を受けた。

現場はバーンアイ運河沿いで、死亡していたのはミャンマー国籍のシンさん(28歳)。
遺体は赤いチェック柄のシャツに紫色のロンジー(腰布)を着用しており、胸の下に刃物による刺し傷が1か所、頭部には鈍器で殴られたとみられる傷が1か所確認された。

近隣住民は、「騒がしい声を聞いて外に出たところ、外国人労働者たちが被害者を助けようとしていた」と証言した。
被害者の友人によると、同じ国籍の知人同士で口論になったという。


被害者はその後、命からがら逃げてきて、証言者の車のそばで倒れたが、言葉の壁もあり詳しい状況は把握できなかったという。
ただし、争いの末に刺されたようだと話している。

警察はすでに容疑者のカン容疑者を逮捕している。
容疑者の供述では、事件当時、被害者はミャンマー人の友人たちと酒を飲んでおり、そこにカン容疑者のグループが合流した。
双方とも酒に酔っていたため口論となり、カン容疑者がナイフでシンさんを刺したという。

ただし、容疑者は酩酊状態であり、また言語の問題もあるため、動機については供述が錯綜している。
現時点で分かっているのは、被害者と容疑者側の友人たちが、同じ学生服製造工場で働いていたという点である。

警察は今後、容疑者を詳しく取り調べるとともに、防犯カメラ映像を証拠として精査し、法的手続きを進める方針である。

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