2026年バンコク不動産投資の注目エリア:新交通インフラと生活利便性が鍵。

2026年のタイ・バンコク周辺の不動産市場では、限られた土地供給と開発競争の激化により、バンコクおよび周辺県の有望土地価格は引き続き上昇傾向にあるという。

不動産調査・評価情報センター(AREA)のソポン所長によれば、注目エリアは共通して以下の特徴を備えると話す。

・電気鉄道や高速道路、新規開通道路などの交通インフラ整備
・大規模雇用拠点の存在
・活気ある衛星都市の成長
・ショッピングモールや学校、病院などの生活利便施設の充実

さらに、こうした地域の住宅価格は都心やCBDよりも手頃で、経済が緩やかに減速しても実需が継続している点が特徴だ。

★西部拡張ゾーン:プッタモントン・サラヤ・ボロマラチャチョンナニ通り

シリラート病院やマヒドン大学関係者による実需が強く、学生・職員向けの低層マンションや中〜高級低層住宅の需要が堅調。プランノック–サイ4の新設で利便性も向上している。
将来的にはライトレッドライン(サラヤ–タリンチャン)、オレンジライン西部区間(タリンチャン–バン クン ノン)などの交通整備がさらなる成長を支える見込み。

★東部・バンナー〜トラート(5–15km)・スクンビット東部:メガバンナー、ラサール、ベーリング

新たなビジネス拠点として台頭。国際学校やオフィス需要が拡大し、日本人駐在員(?)を中心にコンドミニアム需要が高い。
高速道路やスワンナプーム空港周辺の成長とも連動している。

★ラットプラオ–チョークチャイ4–ラチャダー–ホイクワーン

イエローラインの全線開通により住宅価値が上昇。
コンドミニアムやタウンハウスはアソーク、ラマ9、ラチャダー、カセサート大学周辺で働く人々の需要が集中。
フアイクワーンは24時間型の商業・生活エリアとして賑わい、中心部より価格も手頃。

★ラミントラ–クー ボン–ファッションアイランド–東部外環状道路

ピンクライン整備により交通利便性が向上。
3–7百万バーツのタウンハウスやセミデタッチ住宅が家族層に人気。
周辺商業施設との相乗効果で衛星都市として機能。

★その他注目エリア

・ラマ2–バーンクンティアン–サムットサーコーン:インフラ整備と産業団地により中価格帯住宅の需要が安定。
・シーナカリン–パッタナカン–オンヌット–クルンテープ クリター:新設道路により交通網が充実、低層住宅の需要が旺盛。
・ドンムアン–ラクシ–チェーンワッタナー:空港・官公庁・大企業に支えられ、低価格コンドミニアムの需要が復活。
・パトゥムタニ–ランシット–ラムルッカ–クーコット:交通利便性と低地価を背景に初めての住宅購入者や若年層に人気。

バンコクの2026年不動産投資は、交通インフラの整備、雇用拠点へのアクセス、生活利便性の高さが成功のカギ。
都心だけでなく衛星都市や郊外エリアにも強い投資チャンスが広がっていると同センターは語っています。

不動産業者が話す内容なので「強い投資チャンス」という言葉には、はなはだ疑問ですね。

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