タイ不動産開発サンシリ、三井不動産アジアとの協業を拡大継続。リバーサイドコンドと高級戸建て。

タイ有数の不動産デベロッパーであるサンシリ株式会社(Sansiri PCL)は、戦略的パートナーシップの強さを改めて示し、日本の三井不動産グループの一つ、三井不動産アジア・ディベロップメント(タイランド)社との協力関係を大規模に継続すると発表した。

今回の協業により、総額95億バーツに上る2つの新たな合弁事業を共同開発する。

対象となるのは、具体的に以下となる。

①チャルーンナコン地区チャオプラヤー川を望む新築コンドミニアム
②高級戸建て住宅「セータシリ・グレート・ウォンウェン–ジャトゥチョート(เศรษฐสิริ เกรท วงแหวน–จตุโชติ)」

これにより、サンシリと三井不動産アジア・ディベロップメント(タイランド)によるJVプロジェクトの総事業価値は、新規2案件を含め209億バーツに達した。

今回の提携は、40年以上にわたる経験を持ち、品質・デザイン・機能性・アフターサービスに定評のあるサンシリと、三井不動産グループの国際的な開発ノウハウと専門性を融合させ、タイにおける住宅開発の質を一段と引き上げることを狙いとしている。

2026年初頭に正式ローンチ予定:新規2プロジェクト

■ チャオプラヤーリバービュー・新築コンドミニアム
事業価値:65億バーツ

本プロジェクトはチャルーンナコン通り(ถนนเจริญนคร)ソイ29/2に直接アクセスできる希少立地に位置し、アイコンサイアム近接のリバーサイドエリアとして高いポテンシャルを誇る。

5つ星ホテルに囲まれ、自動車、BTS、チャオプラヤー川のボート便を利用してバンコクCBDへのアクセスも良好。
居住用・投資用の双方に適した物件として、2026年初頭に正式発表予定。

■ セータシリ・グレート・ウォンウェン–ジャトゥチョート(เศรษฐสิริ เกรท วงแหวน–จตุโชติ)

事業価値:30億バーツ

先行プロジェクトで好評を博したアールデコ様式を継承する新たな高級戸建て住宅プロジェクト。

カンチャナーピセーク環状道路沿いに位置し、チャロンラット高速道路ジャトゥチョート出口に近い利便性の高い立地。

各戸の敷地面積は100~200平方ワーと広く、高いプライバシー性を確保。
周辺同等物件を上回るラグジュアリー仕様の大型共用施設が特徴である。

財務面から見たサンシリの安定性

今回のJVは、サンシリの戦略的パートナーシップ戦略の中核を成すものである。

2025年9月30日までの9か月決算では、

・売上高:236億7,000万バーツ
・純利益:30億2,900万バーツ

を計上し、タイの住宅開発企業の中で業界トップクラスの実績を維持している。

セター元首相もウハウハですな。

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