SEA GAMES 10歳のミニ選手が金、14歳のST選手が銅獲得! 女子スケートボードで若き才能が躍動。

東南アジア競技大会(SEAゲームズ)の中で本誌が注目するスケートボード女子ストリート種目が12月14日、開催地タイのバンコクで行われた。

わずか10歳の「ミニ(มินิ)」ことジャンガーオ・ウドムペン(จันทร์เก้า อุดมเพ็ญ)選手が、合計160.34点という高得点を記録し、見事金メダルを獲得した。

一方、本誌が応援する14歳の「ST(เอสที)」ことワーリラヤー・スッカセム(วารีรยา สุขเกษม)選手も健闘し、銅メダル(111.18点)に輝いた。

金メダルに輝いたミニ選手は、ランとシングルトリックの両方で安定した演技を披露。
10歳とは思えない堂々としたパフォーマンスで頂点に立った。

試合後のインタビューでは、

「自分をとても誇りに思います。競技中は緊張しましたが、自分ならできると信じていました。ミスをしても自分を責めず、落ち着いて続けられました」

と振り返り、

「この金メダルは、スケートボードを教えてくれたお父さんとお母さんに捧げたいです」

と感謝の気持ちを語った。

またミニ選手は、今回ともに競技したST選手を憧れの存在として挙げ、

「今日はSTお姉さんと一緒に滑ることができて、しかも一緒にメダルを取れたので本当にうれしいです。
応援してくださった皆さん、そしてタイの選手全員を応援してくれてありがとうございます」


と笑顔を見せた。

将来の目標については、

「オリンピックで金メダルを取りたいです」

と力強く語っている。

一方、銅メダルを獲得したST選手は、競技後に自身のフェイスブックで率直な心境を明かした。

「今回はとてもプレッシャーが大きく、正直悔しさもあります。
優勝は逃しましたが、本当に全力は出し切りました。最後の一つ一つのトリックが、すべてを物語っています」


と投稿し、

「支えてくれた皆さんがいなければ、今の私はありません。本当に感謝しています」

と周囲への感謝の言葉も添えている。

金と銅、二つのメダルは、タイ女子スケートボード界の明るい未来を象徴する結果となった。

ミニ選手とST選手という若き才能が互いを刺激し合いながら成長していく姿は、今後のアジア、そして世界の舞台でも大きな期待を集めそうだ。

ただ本誌の調べによると、次回のロサンゼルスオリンピックでは、年齢制限によりミニ選手は対象外となるようです。
(最近設けられた年齢制限により、オリンピック出場選手は14歳以上となるとのこと。ちなみにST選手の時は年齢制限がなく12歳でオリンピック出場を果たしています。)

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