タイの医師が警告! タイ料理、朝の定番メニュー、実は危険? 食べたら血圧急上昇する食事5選。

ナコンラチャシーマーマハラート病院のジェット副院長が、「朝に食べると血圧が急上昇し、心臓に負担をかける危険な5つのタイ料理メニュー」を紹介し、多くの人が毎日のように食べているのに意外と知られていないと警告している。

同医師によれば、朝は体が目覚めたばかりで血管がまだ収縮しており、もともと1日の中で血圧が高くなりやすい時間帯だという。
しかし、多くの人がそこへさらに追い打ちをかけるように、塩分・脂肪・糖分の多い朝食を選んでしまい、心臓に強い負担をかけ、心血管疾患のリスクを高めていると指摘している。

①お粥(ジョーク、カオトム)
非常にナトリウム量が高く、そこへ醤油、ナンプラー、唐辛子などを加えると血圧が一気に上がる。
また、吸収の早い炭水化物のため血糖値も急上昇し、「負担の倍プッシュ」だと説明した。

②もち米ご飯と豚串焼き(カオニャオムーピン)や鶏の炭火焼(ガイヤーン)
甘じょっぱいタレを合わせる組み合わせは、糖分と塩分を同時に急上昇させ、血液が濃くなり血圧も跳ね上がるうえ、屋台でよく使われる古油によるトランス脂肪も危険だという。

③タイラーメン(クィッティアオ)
塩分過多になりやすく、ナンプラーを足すとたちまち血圧が上昇する。
また、麺は消化が早いため血糖値も後から急上昇し、心臓に大きな負担を与える。

④パトンコー
練乳や甘い豆乳と一緒に食べる習慣も、揚げ油由来の脂肪が血流を重くし血圧を上げるうえ、甘い飲み物や練乳によって糖分も急増し、朝から心臓が強く働かされてしまうと警告している。

⑤グリーンカレーや辛味の強い惣菜など、脂っこいカレーや濃い味付けの「ご飯にかけるおかず」(カオゲーン)
ココナッツミルクで血液が粘り、調味料の多さで塩分過多となり、心臓が準備できていない朝の時間帯には危険だとしている。

ジェッド医師は、朝食は心臓に優しく血圧を安定させることが大切だと述べ、低ナトリウム、消化の良いタンパク質、少量の野菜、そして温かい飲み物を勧めている。
毎朝の選択で血圧は大きく変わるため、習慣を見直すことが健康維持につながるとまとめた。

要するに、朝食に大味のタイ料理は禁物ということか。

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