メキシコ人、ミス・ユニバース共同オーナーの銀行口座を凍結。麻薬・燃料・武器密輸で捜査

メキシコの反マネーロンダリング当局は、麻薬、燃料、武器密輸の捜査の一環として、ミス・ユニバースのメキシコ人共同オーナー、ラウル・ロチャ・カントゥ氏の銀行口座を凍結したと12月5日に発表した。

匿名を条件に語った連邦当局者によると、同国の金融情報局(FIU)がラウル氏のメキシコ国内の銀行口座を凍結したという。
FIUは、マネーロンダリング対策を監督する機関である。

ラウル氏に対する措置は、ミス・ユニバース組織に対する論争をさらに深めるものとなった。
先週、タイの裁判所は詐欺事件に関連して、同組織のタイ人共同オーナー、エーン・ジャカポーン(แอน จักรพงษ์)に対して逮捕状を発行している。
今年の大会ではミス・メキシコのファティマ・ボッシュ氏が優勝したが、結果に不正があったとの疑惑も浮上している。

メキシコの連邦検察によると、ラウル氏は2024年11月から麻薬・武器密輸や燃料盗難などの組織犯罪活動の疑いで捜査を受けており、先月、連邦裁判官が事件関係者13人に逮捕状を発行した。
その中には、ミス・ユニバースの株式50%を所有する企業「Legacy Holding Group USA」のオーナーであるラウル氏も含まれている。

残りの50%は、エーン・ジャカポーン氏が所有するタイの「JKNグローバル・グループ・パブリック社」に属する。

先週、タイの裁判所は、詐欺事件で2023年に保釈されていたエーン氏に対して逮捕状を発行。
11月25日にバンコク裁判所に出廷しなかったため、逃亡の恐れがあるとして次回公判は12月26日に延期されている。

なお、ラウル氏はかつてメキシコ北部モンテレイの「カジノ・ロワイヤル」の共同オーナーでもあり、2011年、同カジノは武装集団の襲撃を受け、ガソリンをかけられて放火され、52人が死亡している。
事件の計画に関与したとして起訴されたバルタザール・サウセド・エストラーダ氏は、今年7月に135年の刑を言い渡された。

ミスグランドのナワットもそうだが、醜聞だらけのミスコンテストなど、もう要らない!

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