冬の野菜に潜む寄生虫リスク、タイで気を付けるべき生野菜3選!

タイの専門家は、生で野菜を食べる際、注意が必要だと警告している。

特に冬の時期に販売されている一部の野菜は、見た目は新鮮でも、土や水を介して寄生虫が付着している可能性があるため、生食や加熱が不十分な状態では体内に寄生虫が入り込むリスクがあるという。

危険性の高い野菜として、まず「シログワイ(แห้ว)」が挙げられる。
甘みとシャキシャキ感が特徴で生食されることもあるが、主に水田や湿地で栽培されるため、肝吸虫などの寄生虫の幼虫が付着している場合がある。
生で食べると腹痛や下痢、消化器系の問題を引き起こす可能性があり、子どもは栄養不足に陥ることもある。
摂取する際は皮をむき、よく洗い、十分に加熱することが推奨される。

次に「レンコン(รากบัว)」は、炒め物やスープ、サラダなどに使われるが、空洞部分に泥や寄生虫が残っていることがあるため、軽く茹でるだけでは卵や微生物を完全に殺菌できない。
十分に煮るか炒めるなどして火を通すことが必要で、サラダや生食の場合も、事前に柔らかくなるまで加熱することが勧められる。

最後に「ベトナムセロリ(ขึ้นฉ่ายเวียดนาม)」は香りが良く人気の野菜だが、運河や湿地帯で育つため、茎や葉に肝吸虫などの寄生虫卵が付着しやすい。
生食は避け、炒める、茹でる、または湯通ししてから食べることが推奨される。

専門家は「見た目がきれいだから生で食べても安全」という考えは誤りだと強調しており、寄生虫は根や葉、皮、茎の内部にまで潜んでいることがあり、流水で洗うだけでは除去できない。
安全のためには、十分な加熱調理が最も簡単で確実な方法であるとされている。

どれも日本人にはあまり人気のない野菜かもしれないが、タイの飲食店で食べる機会があるかもしれない。
知らない人が料理したものを口にしないのが一番なのだが、リスクを承知の上なら、どんな食材でも生食は控えた方がよいだろう。
後悔してもしきれないほどの目に合うかもしれないぞ。

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