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タイ入国管理局、イタリアで麻薬密輸容疑の男を逮捕。新設のDTVビザでバンコク潜伏。
- 2025/12/3
- 事件（タイローカル）
タイ当局は12月２日、イタリアで麻薬密輸の罪で訴追されているイタリア人の男が、タイで新たに設けられた５年間有効の「デスティネーション・タイランド・ビザ（DTV）」を利用し、バンコクに潜伏していたとして逮捕したと発表した。
逮捕されたのは シモーネ容疑者（26）。
イタリア大使館の警察駐在官事務所から、タイ入国管理局に容疑者の所在情報が寄せられたことがきっかけとなった。
シモーネ容疑者は、イタリアの裁判所が発行した逮捕状により指名手配されていた。
容疑は麻薬の密売に関する犯罪。
2024年9月から2025年6月にかけ、ヘロイン、コカイン、ケタミン、エクスタシー（MDMA）、LSD などの麻薬が海外から郵便小包で密輸されていた事件をイタリア警察が捜査。
受取人２名を逮捕し、その後の捜査で、シモーネ容疑者がイタリアの密売グループへ供給していた人物であることが判明した。
自身が捜査対象となったことを知ると、シモーネ容疑者はイタリアから逃亡し、タイに逃げ込んだ。
タイ入国管理局によると、シモーネ容疑者は2025年10月に DTV を使ってタイに入国していた。
デスティネーション・タイランド・ビザ（DTV）は、外国人リモートワーカー、いわゆる「デジタルノマド」向けの新しいマルチエントリー観光ビザで、１回の滞在で最大180日、最長５年間有効 とされている。
しかも安価で、簡単に取得可能だということで、こういった犯罪者に悪用されないか懸念する声も上がっていた。
入国管理警察は、バンコクのエカマイ地区のコンドミニアムに容疑者が潜伏しているのを突き止めた。
その後、家宅捜索令状を取得し、部屋を捜索したが、麻薬や違法物品は発見されなかったという。
タイ当局は、シモーネ容疑者をイタリアへ送還して訴追に備える手続きを進めている。
そもそもビザ（VISA）って、なんのために取得させるのですかね？
こういった犯罪者かどうかをきちんと見極めるために、そのスクリーニングをするためじゃないんですか？
国際指名手配犯に、正式なVISAを与えてしまう国って、本当に大丈夫なんか？
だから犯罪者ばっかり集まってくるんだよ、この国は。
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