シラチャ・レムチャバン港で22トンの麻薬原料物質を押収「No Chemical No Drugs」作戦開始!

11月17日、シラチャー郡レムチャバン港税関事務所にて、政府関係機関が、麻薬製造に使用される可能性のある化学物質を確認するため現場を視察した。

これは「No Chemical No Drugs(化学物質を断てば麻薬は生まれない)」という方針のもと、税関からの情報提供により発覚したもので、工業省とも連携して調査が行われた。

調査の結果、1社が 酢酸(Acetic Acid)740缶・総重量22,200kg を香港から輸入していたことが判明。

しかしこの輸入には工業省の登録や許可証がなく、無許可なものであることが判明した。

酢酸は、危険物法(1992年物質危険法)における「第3種危険物」であり、輸入には登録と許可が必須である。
また、同物質は2016年の司法省告示でも「麻薬原料として転用されうる管理化学物質」に指定されている。
酢酸は一般産業(プラスチック、ゴム、染料、食品加工など)で使用される一方、メタンフェタミン(ヤーバー・覚醒剤)やヘロインの前駆物質を製造する際の反応剤として利用可能であるため、厳格な管理が必要とされている。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る