大ボス登場!ラウール会長「ナワットはやめろ!」「ミスユニバースはミスグランドとは違う!」

第74回ミス・ユニバース世界大会(Miss Universe 2025)の開催をめぐり、主催国タイで前代未聞のトラブルが発生しています。

授賞式のリハーサル前に各国の出場者が一斉に退出(ウォークアウト)したことを受け、主催責任者であるナワット氏(「ミスグランド インターナショナル」会長)と、ミス ユニバース本部との間に深刻な対立が生じています。

ナワット氏はライブ配信で「スポンサー撮影への協力を拒む出場者が約20か国いたため混乱が起きた」と釈明し、「CEOを呼び出し仲裁を依頼した。これからは自由にさせる」とコメントしていました。

しかしその後、ミス・ユニバース・オーガニゼーション(MUO)会長でありメキシコの大富豪ラウール・ロチャ・カントゥ氏が、自ら正式声明を発表します。

「私は誰にも女性の尊厳と価値を傷つけさせない」

このように、強い口調で非難しました。

ラウール会長の声明内容

ラウール氏はまず、122か国からの代表者を支持すると述べ、タイが主催国としての責任を果たしていないと指摘しました。

特にミスユニバース・メキシコ代表のファティマ氏に対して、ナワット氏が「侮辱的・差別的な態度をとり、警備員を呼んで退去させようとした」として強く批判しました。

「ナワット、君はもうやめるべきだ!(NAWAT, YOU NEED TO STOP!)」

と公の場で断言しました。

さらに、

「女性は誰もが尊敬されるべき存在であること」
「出場者たちは夢のために努力し、互いを尊重し合うべきであること」
「ナワット氏の行為は、多くの関係者を侮辱するものであること」

を強調しました。

そのうえで、授賞式(サッシュ授与式)の延期を指示し、ナワット氏の活動を大幅に制限、または排除する方針を発表しました。

今後の大会運営は、MUOのCEOであるマリオ氏および幹部陣(マリオ・ブカロ氏、ロナルド・デイ氏)が、直接タイで監督すると述べています。

ラウール氏はまた、
ミス ユニバースは女性の声を世界に届けるプラットフォームであり、我々はミス グランドとは根本的に異なる

と述べ、組織の理念を改めて明確にしました。

追加報道

現在、ビザや渡航の問題により、15か国(例:バーレーン、カメルーン、ケニア、モルディブ、モンゴル、イラン、ソマリア、ドイツ、フィジーなど)が、今大会を辞退しているとのことです。

さあさあ、とうとう大ボスがやってきましたよ。
タイ人はすぐに調子に乗ってしまうので、自分が王様にでもなったかのように勘違いしてしまうケースが多いのです。
ただそれは、タイの社会風土だけが特別に許してる「裸の王様」にすぎません。
海外では1ミリも通用しないのです。
そんなやり取りが、遠くからでもよく見えるほど可視化されてしまったため、今回ミスユニバース創設以来始まって以来、前代未聞の不祥事となりそうです。

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