タイ国営PTT、電動バイク電池交換事業を終了へ「Swap & Go」解散に。

タイ国営のエネルギー大手 PTTパブリック・カンパニー・リミテッド(PTT) は、電動バイク向けバッテリー交換事業を手がける全額出資子会社「Swap & Go Co., Ltd.」を解散すると発表しました。

この決定は、同社の臨時株主総会で承認され、PTTが中核事業(石油・ガス関連)に経営資源を集中させる戦略転換の一環として行われるものです。

PTTは、タイ証券取引所(SET)への報告で今回の決定を公表しました。

解散はPTTの子会社 ExpresSo NB Co., Ltd. を通じて進められ、2026年末までに完了する見込みです。

「Swap & Go」はPTTのイノベーション&デジタル部門から生まれた社内スタートアップで、利用者が電動バイクのバッテリーを短時間で交換できるプラットフォームを提供し、充電時間の削減と環境負荷の軽減を目的としていました。

PTTによれば、今回の事業終了は「資産の取得・処分に関するSETの開示基準には該当しない規模」であるとしています。

この動きは、PTTがエネルギー転換期における事業の持続性と競争力強化を目指す姿勢を明確に示すものとみられます。

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