日本、デジタル金融時代へ — 世界初の円建てステーブルコイン「JPYC」誕生
- 2025/10/28
- タイランドアイズ

日本は、世界初となる円連動型ステーブルコイン「JPYC」の正式発行により、デジタル金融の新時代に踏み出しました。
依然として現金・クレジット決済が主流の日本において、小さいながらも重要な転換点となります。
このステーブルコインは、スタートアップ企業 JPYC株式会社 によって発行され、1コイン=1円 に固定。すべてのコインは国内の預金と日本国債によって裏付けられており、透明性と安定性を確保しています。
JPYC社は今後3年間で、総額10兆円(約660億ドル)相当のJPYCコイン発行を目指し、国際送金にも対応する決済手段としての普及を狙います。
初期段階では取引手数料を無料にして利用拡大を図ります。
多くの暗号資産と異なり、JPYCの主な収益源は国債の利息収入です。
JPYCの岡部典孝CEOは「低コストな決済環境を提供することで、スタートアップのイノベーションを後押ししたい」と述べ、「国際的な相互運用性の拡大にも前向きだ」と語りました。
世界的には、米ドルに連動したステーブルコインが市場の99%以上を占めており、米国のトランプ政権によるデジタル資産推進政策がその拡大を支えています。
一方で日本もこの世界的潮流に乗る構えで、国内3大銀行が共同で円建てステーブルコインを発行する計画を進めており、将来のデジタル決済システム整備を目指しています。
公式HP:https://jpyc.jp/
PR times:https://prtimes.jp/main/html/rd/



































