外国人観光客4.7%減でもホテル建設止まらず。新規客室の75%がバンコクなど10県に集中!

タイ全国で観光業が鈍化しているものの、不動産情報センター(REIC)の報告によりますと、依然として一部の県では新しいホテル開発が進んでおり、特にバンコクやチョンブリー県などで顕著となっています。

不動産情報センターによれば、2025年上半期に全国で新たに開業したホテル数は前年比34.6%減、新設客室数も32.2%減少しました。

しかし、新規開業は特定地域に集中しており、とりわけバンコクでは新しいホテル建設申請が前年同期比230.7%増と急増しています。

不動産情報センターの報告によると、全国の新規ホテル客室の75%が以下の10県に集中しています。

・バンコク
・チョンブリー
・ラヨーン
・チェンマイ
・プーケット
・クラビ
・サムットプラカーン(前年比366.7%増)
・ナコンラーチャシーマー
・コンケン
・プラチュアップキリカーン

REICは、バンコクで客室数が最も増加した一方で、チェックイン率は0.7%低下したと指摘しています。

一方、宿泊施設の供給増加とは対照的に、2025年上半期の外国人観光客数は前年同期比で4.7%減少。
特に中国人旅行者は34.1%減少と大幅な落ち込みを見せました。

それでも全国平均のホテルチェックイン率は60.8%に上昇(前年同期は59.1%)し、国内旅行や他国からの需要が一定の支えとなっています。

不動産情報センターによると、中国やマレーシアからの訪問者は減少したものの、インドからは13.8%増、ロシアから12.4%増、英国から17.9%増と好調に推移していると言います。

タイへの観光客は完全に頭打ちになっていますので、ホテル供給が増えれば確実にどこかでブレイクダウンが起こります。
そのようやニュースをお伝えするのは、時間の問題でしょう。

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