バンコク道路陥没事故、サムセン署が地盤沈下と傾きが続き使用困難に。基礎杭も真っ二つ!

10月4日午前6時ごろ、バンコク・ドゥシット区のサンサレー区長は、自身のフェイスブックでサムセン通りの地盤沈下問題について最新状況を報告しました。

報告によれば、過去24時間で中程度の降雨があり、朝と夕方の砂運搬トラックや重機作業を一時停止としています。

サムセン警察署の基礎補強として小規模杭をジャッキで押し込む工事を行ったが、23メートル必要なところ7〜8メートルしか打ち込めず、効果が得られませんでした。
建物は沈下・傾斜が進行していると言います。

破損した杭を切断する作業をしましたが、地盤のずれは続いており建物の亀裂はさらに増加しています。

午前9時、アヌティン首相兼内務相は記者団に対し「もしサムセン警察署の建物が安全でないと判断されれば、取り壊して新築せざるを得ない。これは施工業者の責任だ」と述べ、土木局や専門機関が構造を調査することになると強調しました。
既に杭が折れていることもあり「非常に危険に見える。あの建物内で警察官を働かせることは許さない」とも述べています。

また、MRTA(タイ都市鉄道公社)や施工業者と話し合った結果「一致して取り壊し・建て替えの方向性になるだろう」と語っています。

道路陥没した当初は「建物などは全く問題ない」といった報道がなされ、相変わらず調査もせずとりあえず「問題ない」という声明を出すいつもの姿勢が見られたので、本誌ではそういったニュースは掲載しませんでした。
タイは公式報道こそが信用ならないので、伝えていくニュースには、取捨が必要です。

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