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バンコク、道路工事遅延と事故頻発で批判。施工業者にお咎めなしは、都議会副議長との繋がりのおかげ?
- 2025/10/2
- 事件(タイローカル)

10月1日、バンコク都選出のシリン議員(国民党)は、バンコク都土木局長宛てに書簡を送り、プッタモントン・サイ1通りの道路建設工事に関する調査を求めるとともに、契約の延長をやめるよう要請しました。
この要請は、タリンチャン区の住民から「工事による深刻な被害や生活への影響が続いている」との苦情が多数寄せられていることを受けたものです。
シリン議員によれば、この工事では近隣の住宅から無断で電気を使用した結果、火災が発生したほか、施工がバンコク都の基準に従わずに進められたため、交通トラブルや事故が頻発しているといいます。
工事契約はすでに2025年8月23日に期限が切れているにもかかわらず、工事は未完のままで、発注元である土木局が業者に違約金を請求した形跡も見られません。
さらに契約延長が検討されていることについて、議員は「どのような理由や根拠で延長を認めようとしているのか」と強く疑問を呈しました。
また、工事現場ではすでに複数の死亡事故が起きており、使用されたクレーン車が火災を起こした例もあることから、業者の安全意識の欠如が深刻であると指摘しています。
さらにこの業者が過去に施工基準違反の経歴を隠していた疑いも浮上していると述べています。
そして「この業者がバンコク都議会副議長とつながりがあるために、違約金の請求が行われず、契約延長が進められているのではないか」との疑惑を示し、住民の安全を軽視する姿勢を厳しく批判しました。
シリン議員は最後に「市民の命や生活を危険にさらすような無責任な業者に、これ以上プッタモントン・サイ1通りの工事を任せることは許されない」と強調し、バンコク都土木局に対して業者への対応について明確な説明を行うよう強く求めています。
チャッチャート都知事もパフォ―マンス受けは良いですが、汚職や特に腐った都議会への改革は何一つ手を付けていませんし、なかなかタイの相違った体質は根が深いものを感じます。