中国のハイセンス、チョンブリー県アマタシティに、ASEAN最大級の家電生産拠点を建設。

今や世界的な中国の家電メーカー「Hisense(ハイセンス)」は、タイへの新たな投資を発表しました。
投資額は約47億バーツで、チョンブリー県のアマタシティ・チョンブリー2工業団地内に、約400ライの敷地で「Hisenseスマート製造工業団地」を設立します。
ここは東南アジア最大級の冷蔵庫・洗濯機の生産拠点となる見込みです。

第1期工事は2026年半ばに完成予定で、年間260万台以上の生産能力が見込まれています。
将来的にはエアコンや大型高級家電なども手がけ、ASEAN全域およびCLMV諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)への供給拠点として位置づけられています。

この投資は、ハイセンスが掲げる「Local for Local」戦略の一環。
世界7つのオペレーションセンター、30のR&D拠点、36の工業団地と連携し、現地市場の需要に応える体制を整える狙いです。

2024年上半期、ハイセンス・タイは国内販売を前年比20%増加させ、特に冷蔵庫で27%、洗濯機で61%の伸びを記録しました。
こうした市場の成長を背景に、今回の大規模投資が決定されたと言われています。

約1,200人の雇用創出が期待され、地域経済の活性化にもつながると言います。

2024年には、すでにラヨーン県のSNC工業団地に約21億バーツを投じ、98ライの土地にスマートエアコン工場を建設。
年間最大300万台の生産能力を持ち、1,500人以上の雇用を生み出しています。
今回のチョンブリー投資は、それに続くASEAN戦略の柱となると期待されています。

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