タイのSNS動画制作チーム「ドーイメーサローン」。所属俳優の大量退所をめぐる騒動でざわざわ。

タイのオンラインメディア事情が垣間見れるニュースかと思います。

タイのオンラインメディア&動画制作チーム 「ドーイメーサローン(ดอยแม่สลอง)」が、出演者との契約解除問題で揺れています。

関係者や出演者本人たちが、次々にコメントを発表しています。

これまでに、俳優 エアー(Air)・ポンサワン と ゴルフ(Golf) がすでに退所を発表。
ゴルフは、親友であるコッチャベルをサポートするために先に辞めたと説明しています。


さらに、タックは11月1日付で正式に退所することを発表し、ヨックは涙ながらに「もうこのチャンネルの俳優ではない」と動画で告白しています。

ナッティも最後の旅の動画を公開し感謝を伝えました。
ファイトは「寂しい」とのコメントを添えて写真を投稿し、シーも「古い扉が閉じ、新しい扉が開く」と意味深なメッセージを残しています。

このような状況を受けて、ドーイメーサローンは声明を出し、俳優4人(エアー・タック・ヨック・ファイト)の解雇と、過去2年間の会社の経営危機を説明しました。
ファンを悲しませたことを「誤った決断だった」と認め、深く謝罪しています。
最終的には タック・ヨック・ファイトの3人は残留し、エアーのみが退所という形になりました。

エアーの主張(本人の説明)

①会社側が提示したTikTok案件の報酬は 20,000バーツではなく15,000バーツ。条件が厳しすぎたため、自分の判断で断った。

②自分は他のドラマやシリーズでの経験がすでにあり、決して「ゼロからドーイメーサローンで始めたわけではない」。ただし、ファンや新しいチャンスを与えてくれたのはこのチャンネルであり、それは感謝している。

③退所時期は「11月末」と話し合っていたはずが、突然「先週金曜日」で打ち切られ、心の準備ができていなかったことが残念。これまで無償残業も含めて全力で働いてきたため、唐突さにショックを受けた。

④会社の評判を落とすつもりは一切なく、むしろ与えてもらった機会に感謝している。今後は会社について語らない。

その後、会社は第2回の声明を発表しました。

・俳優交代は「ビジネス上の必然」としつつも、全ての変化について「悲しく、望んでいたことではない」と謝罪。
・説明不足で誤解を与え、ファンを混乱させたことを再度深く謝罪。
・今後も タック・ヨック・ファイト は短編映画などに出演し、ファンは引き続き彼らの作品を視聴できると説明しています。

この手の雇用契約(契約すらしてない?)は非常に脆弱なため、事実上、運営側の思うが儘なところがありますね。
あとは世間が許すかどうかでしょうか…。

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