タイサッカー代表・石井監督、イラク戦で奮闘したタイ代表を称賛・モハナドアリの危険ファウルを批判。

第51回「キングスカップ」決勝戦で、タイ代表はイラクに0-1で惜敗しました。
得点を挙げたのはモハナド・アリ。
イラクは退場者が出て9人となったものの、タイは最後まで同点に追いつけませんでした。

試合後、タイ代表の指揮を執る石井正忠監督は次のように語っています。

「優勝できなかったのは残念ですが、これまでの試合と決勝に応援に来てくれたファンの皆さんに心から感謝します」

「前半は守備に回りすぎましたが、後半は修正して良いプレーができました。わずか1週間しか練習できなかった中でここまでできたのは収穫です。もっと時間を共有できれば、ワールドカップ出場の望みもあると思います。結果は期待通りではありませんでしたが、選手は全力で戦いました」

「ワールドカップを目指しているのはスタッフだけでなく、ファンやメディアも同じです。皆で力を合わせれば、必ず実現できると信じています。そして、今回大会を素晴らしく開催してくれたカンチャナブリーにも感謝します」

記者から「守備的MFを1人だけ起用したのは実験なのか」と問われると、石井監督は「優勝を諦めたわけではなく、これからのワールドカップ予選やアジアカップ予選に向けた準備でした」と説明しています。

さらに空中戦の守備については、次のように振り返りました。

「格上相手に前半はよく対応できましたが、後半はほんの一瞬のミスで失点しました。こうした点はクラブに戻ってからも継続して守備や攻撃を鍛える必要があります」

また、モハナド・アリがチャナティップに対して行ったファウルについては強い口調で批判しました。

「プロ選手とは思えないほど危険で、暴力的でした。まるで暴力に依存しているかのようです」と述べています。

最後に、石井監督は今大会からの課題をこのように語っています。

「最高の選手を揃え、実力を最大限に発揮させることが必要です。しかし、タイリーグでは外国人枠が多く、タイ人選手の出場機会が限られているのが大きな問題です。これが直接的に代表選手の経験不足につながっています。監督としてのプレッシャーについては、代表を率いる以上、最初から常に大きな重圧の中にあることを覚悟しています」

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