早くもディレイ? バンコク都市鉄道20バーツ均一運賃、法整備遅れで開始は11月中旬に。

8月26日午前10時、政府庁舎にてスリヤ・ジュンルンルアン副首相兼運輸相は、「都市鉄道20バーツ均一運賃」政策の進捗について、開始がやや遅れる見込みであると発表した。

スリヤ氏によれば、制度実施には以下の3つの法律が必要とされる。

「鉄道輸送法」
「共通切符管理法(チケット法)」
「都市大量輸送機関法(2000年制定)」

しかし、国会での定足数不足により法案審議が遅れたため、代替案として緊急予算の使用や政令発動も検討したが、法的に認められなかったという。

現状では「チケット法」と「都市大量輸送機関法」の成立を優先し、関連政令(子法)の制定や意見公聴会(通常15日間)を省略する方向で内閣に提案予定。これにより、11月中旬からの運用開始を目指す。

スリヤ氏は「遅れは小さいものの、国民に大きな利益をもたらす政策だ。待っている皆さんにお詫びしたい」と述べた。

主なポイント

9月30日以降もしばらくは通常運賃で利用。 
赤線・紫線の20バーツ運賃は従来通り継続。終了時期についての誤情報を否定。
登録は11月の実施開始まで随時可能。8月26日朝時点で18万人が登録済み。
現在の利用者数は月間約4,400万回。

スリヤ氏は最後に「この問題は政治ではなく国民の利益のため。上院も理解してくれると信じている」と強調した。

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