ミシュラン「ジェイファイ」はボッタクリ店だった?! 罰金2000バーツ! 価格の妥当性も調査中。

8月20日、タイ消費者保護委員会(OCPC)は、商務省内務貿易局および特別犯罪捜査警察(PCT)とともに、バンコクにあるミシュランガイド1つ星のレストラン「ジェイファイ」(เจ๊ไฝ) に立ち入り検査を実施しました。

今回の検査は、消費者からの苦情に基づくもので、カニ入りオムレツがメニュー上では1,500バーツと表示されていたにもかかわらず、会計時に4,000バーツ請求され、消費者に損害を与えたというものでした。

内務貿易局の商務専門官ピシット氏は、調査の結果、店内にカニ入りオムレツ4,000バーツの価格表示がなく、顧客に周知されていなかったことが判明したと結論づけました。

これは、商品・サービス価格法第28条に違反するもので、店舗は商品やサービスの価格を明確に表示する義務があります。
違反した場合、最大10,000バーツの罰金が科せられますが、今回は2,000バーツの罰金が科されました。

さらに、店側にはカニ入りオムレツの価格を明確に表示するよう指示が出されました。
具体的には、通常版1,500バーツ、特別版4,000バーツとして、内務貿易局の規定に従って表示することが求められ、店側も改善に同意しています。

今回の立ち入り検査は、著名ユーチューバーの「PEACHII」とそのタイ人親友が訪れたことがきっかけでした。
このタイ人の親友はジェイファイの常連客であり、店は従来通り特別版のカニ入りオムレツを提供したと言います。

しかし、ユーチューバーは4,000バーツの価格が高すぎると感じ、不当であると指摘しました。(表示価格は1,500バーツ)
担当官によれば、常連客であっても、店は顧客の希望を確認せずに4,000バーツのオムレツを提供することは違法であると判断しています。
今後は、提供前に必ず顧客にどの価格のオムレツを希望するか確認するよう指示されています。

過去に同店が同様の理由で罰金を科されたことがあるかとの質問には、以前1,000バーツの罰金を受けたことがあると答えています。

また、1,500~4,000バーツというそもそもの価格設定が妥当かどうかについて、内務貿易局は、現地調査で原材料費、調味料費、その他費用を収集し、適正かどうか分析しており、不適正と判断された場合は再度罰金を科す可能性があると述べています。

内務貿易局は一般市民に対し、食事料金が不当に高い、または価格表示が不明瞭な飲食店を見つけた場合は、同局に通報するよう呼びかけています。

これは推測でしかありませんが、この親友と呼ばれる常連客が、旅行ガイドのようにキックバックをもらっていたということはありませんかね?
旅行ガイドが、高い商品を注文させ、中抜きを行うことは、古くからの手法としてよく使われています。
従って、「ジェイファイ」はいつものように4000バーツのカニ入りオムレツを提供した、そういった疑惑も調査すべきではないでしょうか。

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