「IWG2025ランキング」世界最高のワーケーション都市に「東京」が第1位。タイは…。

国際ワークプレイス・グループ(IWG)が発表した「Work from Anywhere Barometer 2025」において、「ワーケーションに最適な都市」として、東京が世界第1位に選ばれました。

この年次報告書(今年で第3回目)は、働きやすい環境と魅力的な余暇環境を兼ね備えた世界各都市を評価しています。

東京は、高速インターネット、効率的な公共交通、安全性、文化的活気、そして長期滞在を可能にする新しいデジタルノマドビザの導入が評価され、ハイブリッドワーカーを惹きつける都市としてトップに立ちました。

さらに東京は、山や海、国立公園など自然へのアクセスも良好で、大都市の利便性と自然の両方を楽しめる点も高く評価されています。

厳格な12項目の評価基準

IWGは40か国の主要都市を対象に、以下12のカテゴリーで1~10点を付与し評価しました。

・気候
・宿泊施設
・食事
・交通
・生活費
・インターネット速度
・幸福度指数
・フレキシブルなワークスペースへのアクセス
・文化の質
・デジタルノマドビザの有無と費用
・自然への近さ
・持続可能性

2025年からは「デジタルノマドビザ」と「自然へのアクセス」が新たに加わりました。
調査では、86%のハイブリッドワーカーが「フレキシブルなワークスペースへのアクセス」をワーケーション先選びの決定的要因と答えています。

◆2025年 ワーケーションに最適な世界都市トップ10

①東京(日本)
②リオデジャネイロ(ブラジル)
③ブダペスト(ハンガリー)
④ソウル(韓国)
⑤バルセロナ(スペイン)
⑥北京(中国)
⑦リスボン(ポルトガル)
⑧ローマ(イタリア)
⑨パリ(フランス)
⑩バレッタ(マルタ)

新たにランクインした都市は東京、ソウル、ローマ、パリ、バレッタで、特にソウルは高速インターネットや公共交通、デジタルノマドコミュニティの拡大が評価されました。

一方、昨年1位だったブダペストは3位に後退したものの、食文化や幸福度の高さで依然人気を保っています。

アジアの注目都市

東京、ソウル以外にも、シンガポール、ジャカルタ、マニラ、ムンバイ、香港が高順位にランクインしました。

特にシンガポールは、食文化、幸福度、インターネット速度、持続可能性の分野で高評価。全国的な5Gネットワークや便利な公共交通、豊富な緑地が強みとされています。

「次の注目ワーケーション都市」6選

2025年の新たな台頭都市として、以下の6都市も発表されています。

・メキシコシティ
・ケープタウン
・プラハ
・メルボルン
・オーランド
・レイキャビク

これらは特に、デジタルノマドビザや自然環境で高い評価を得ています。
一方で、昨年人気のあったバルセロナ、北京、リスボンは順位を落としています。

この手のランキングによく入っているように見受けるバンコクは、かすりもしていませんね。
いろいろなランキングがあって、入賞したものだけ取り上げられているので、タイのニュースをつまんでいると、そのような感覚に陥ってしまうのかもしれません。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る