タイ南部、居眠りと速度違反のピックアップが、乳酸菌飲料販売バイクに衝突。３名死亡１名重傷。

８月14日14時頃、タイ南部トラン県で、ピックアップトラックが制御を失い、サイドカー付きバイクに衝突した後、道路中央分離帯の木に激突し、死傷者が出ているとの通報を受けました。

事故は、トラン～フアイヨートのバイパス道路で発生。
警察官、地元の複数の救助隊、医師・看護師、病院救急車など計10台以上が出動しました。

現場では、黒い幌付きピックアップトラックが中央分離帯の木に激突し、大破していました。
運転席・助手席両方のエアバッグが展開し、荷台の幌内に積まれていたはしごや工具が路上に散乱する状態でした。
中央分離帯の街灯２基も折れ、破損していました。

車内からは、男性３名を発見。
運転手１名と助手席の１名が即死、後部座席（キャブ内）の１名が重傷で脈はあったため、救助隊が油圧カッターなどで車体を切断し救出、病院へ緊急搬送しました。

さらに衝突現場手前の道路脇の草むらでは、ホンダのバイクが側溝に落ち、サイドカーが本体から外れている状態でした。
近くには乳酸菌飲料の商品が散乱しており、販売していた31歳女性の遺体がその場で発見されました。

警察によりますと、このピックアップトラックは、トラン市内に向かって走行中、豪雨で路面が滑りやすい状況だった上、高速走行または運転手の居眠りにより制御を失ったため今回の事故に起こしたと発表しています。

結果この事故で３名が死亡、１名が重傷を負う形となりました。