タイ国際航空、株式市場再上場後の大躍進! 第2四半期の純利益121億バーツに急増! 

破産手続きから一転、先ごろ株式市場へ再上場を果たしたタイ国際航空ですが、その後市場を席捲するほどの快進撃を繰り広げています。

この度、タイ国際航空は、2025年第2四半期(2025年4〜6月)の業績を発表しました。

・売上高(特別項目除く):448.28億バーツ(前年同期比 +1.9%)
・人気路線(上海、香港、デンパサールなど)の運航頻度増加により、旅客数は397万人(前年同期比 +4.2%)
・平均搭乗率(Cabin Factor):77.0%(前年同期 73.2%)
・営業費用(特別項目除く):346.48億バーツ(前年同期比 −9%)

 →主因は燃料価格の下落(フライト増に伴う燃料使用量は増加)
・営業利益(特別項目除く):101.8億バーツ(前年同期 59.25億バーツ、+71.8%)
・EBITマージン:22.7%
・純利益:121.34億バーツ(前年同期 3.14億バーツ)
・EBITDA:134.08億バーツ

特別利益は53.47億バーツで、その主因はボーイング777-300ER 4機の契約を賃借から購入へ切り替えた会計処理によるものです。

2025年上半期(1〜6月)累計

・売上高(特別項目除く):964.52億バーツ(前年同期比 +7.2%)
・旅客輸送量(RPK):282.97億人キロ(+18.3%)
・平均搭乗率:80.2%(前年同期 78.1%)
・旅客数:830万人(前年同期比 +8.1%)
・営業利益(特別項目除く):245.89億バーツ
・純利益:219.73億バーツ(前年同期 27.38億バーツ、+702.5%)
・EBITDA:308.87億バーツ

財務状況(2025年6月30日時点)

・総資産:2,976.91億バーツ(前年末比 +51.83億バーツ)
・総負債:2,301.34億バーツ(前年末比 −167.85億バーツ)
・自己資本:675.57億バーツ(前年末比 +219.68億バーツ)
・現金・現金同等物+流動金融資産:1,200.10億バーツ(前年末比 +50.21億バーツ)

再上場の成果

同社は2025年8月4日にタイ証券取引所(SET)へ正式再上場。
事業再生の成功により、完全な民間企業としての新しいスタートを切りました。
再上場後4営業日間の平均売買代金は、1日あたり約44億バーツ。
8月7日の終値は13.40バーツで、上場初日の10.50バーツから+27.6%上昇しました。
時価総額は3,792.64億バーツに達し、SET上位11位の大型株となっています。
(8日の終値はさらに10%近く上昇し、14.70バーツに!)

同社は再上場を「新たな出発点」と位置づけ、ガバナンスを重視しつつ、アジア太平洋地域のトップ航空会社を目指す方針です。

私も一時波に乗ったのですが、ヒヨって途中で売ってしまいました。
この辺が、株で成功できないノミの心臓と言われるゆえんかもしれません(合掌)

 

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