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「家族のために日本語と交通ルールを学びたい」宮城県の運送会社でタイ人運転手2名を採用。
- 2025/8/8
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朝日新聞は、労働力不足に直面する東北地方で、物流業界のトラック運転手として働くために来日した2人のタイ人男性について報じています。
そのことが、本国タイでもキャッチされ、タイメディアに取り上げられています。
朝日新聞によりますと、宮城県大和町に本社を置く「冨田運送」は、8月4日にこの2人のタイ人労働者をトラック運転手として採用したとのことです。
東北地方で物流業界が深刻な人手不足を理由に外国人労働者を採用するのは、これが初めてだと言います。
昨年3月、自動車運送業は「特定技能1号」の在留資格の対象業種に追加され、外国人労働者の採用が可能になりました。
人手不足の中、日本の物流業界に参加したタイ人2名
採用されたのは、ノンタワット・スナワポンさん(32)とシリパッタラトーン・ティーラポンさん(33)の2人です。
現在大型トラックの運転免許はまだ所持していませんが、会社が全額負担して教習所での訓練と免許取得を支援し、年内の運転開始を目指しています。
ティーラポンさんは、「運転が好きで、紹介会社から勧められた」と話し、2年前に日本に渡った際、タイに妻と4歳・2歳の子どもを残してきたと語っています。
「日本語と運転のルール、マナーをしっかり覚えて、家族のために頑張りたい」と話しました。

写真はイメージです
背景と課題
日本の運送業界は、労働時間や残業の規制強化により、「2024年問題」と呼ばれる深刻な労働力不足に直面しています。
冨田運送は2年前から整備部門でタイやバングラデシュ出身の労働者を雇用していますが、トラック運転手部門では今なお人手不足と高齢化が続いています。
51歳の冨田社長は次のように語っています。
「外国人を雇用すればどうしても教育に時間がかかるが、それでもやらなければいけない状況だ」
タイでも交通ルールを学んでね。