タイ東北地方の病院、カンボジア人患者の受け入れを一時停止。国境紛争による安全保障に影響と説明。
- 2025/7/31
- タイ東北部

これは世間的に…、「アリ」なのでしょうか。
7月31日、タイ・ウボンラーチャタニー県にあるサッパシットプラソン病院(สรรพสิทธิประสงค์)が、カンボジア人患者の受け入れ停止に関する正式な発表を行いました。
また、患者代理での薬の受け取りも全面的に中止され、入院中のカンボジア人患者には明確な制限が設けられることになりました。
■ 発表の背景
同病院はこれまで、タイ人および外国人、特に継続治療を目的として入国するカンボジア人患者にも医療サービスを提供してきました。
しかし、タイ・カンボジア国境における不安定な情勢が、国家の安全保障に影響を及ぼす懸念があるとして、病院の「時間外特別診療委員会」の決議に基づき以下の措置が取られます。
■ 発表された措置内容(2025年7月31日付)
①カンボジア人通訳補助スタッフおよび外国人ボランティアの業務を一時停止
②SMCプレミアムサービスを一時休止
③カンボジア人患者の新規受け入れおよび代理による薬の受け取りを中止
④現在入院中のカンボジア人患者には、明確な制限区域を設ける
この措置は、2025年7月31日から8月10日まで有効とされています。
このような行為は「差別」にあたらないのでしょうか。
タイでは、そもそも「差別」に関しての認識が、世界のそれとはかけ離れたところがあります。