タイ=カンボ国境紛争。タイ東部チャンタブリー・トラートで戒厳令発令。観光産業に影響大。
- 2025/7/26
- その他のエリア

7月25日、タイ東部国境を管轄する「チャンタブリー・トラート国境防衛司令部」は、カンボジアとの国境紛争に対処するため、チャンタブリー県とトラート県の一部地域において新たに「戒厳令」を発令したと発表しました。
この発表は、2006年9月19日に始まった全国的な戒厳令に基づき、後に一部地域で解除されたものの、国家の主権と領土保全を守る必要性から、憲法第176条第2項および1907年(仏暦2457年)の「戒厳令法」第4条の規定に則って、再び適用された形となります。
今回、新たに戒厳令が適用される地域は以下の通りです:
・チャンタブリー県:ムアンチャンタブリー郡、ターマイ郡、マカーム郡、レームシン郡、ゲーンハーンメーオ郡、ナーヤーイアーム郡、カーオキッチャクット郡
・トラート県:カオサミン郡
これらの地域では、本日2025年7月25日から戒厳令が有効となり、治安維持や国家防衛のため、軍および当局による統制が強化されることになります。
今回の発令は、国民の生命・財産と主権を守るための緊急措置とされており、今後の国境地域の緊張はさらに高まる見通しです。
トラートやチャンタブリーは観光地としても有名です。
観光産業に影響が出るのは確実です。