タイ世論調査、タイ貢献党政権への信頼度、最低水準に。転落ドミノを止めるには政権交代しかない!

6月29日、スアンドゥシット大学の世論調査が発表されました。
今回の調査では、2025年6月の「タイ政治信頼指数」調査結果を発表しました。


調査は、6月23日〜27日にかけて全国の国民2,114人を対象に実施され、25項目にわたる指標(各10点満点)で評価されました。

■ 総合スコアは4.13点――前月から大幅減

・2025年6月の総合点:4.13点(前月:4.70点)
・18か月ぶりの最低水準

■ 政権不安・混乱がスコア低下の原因

スアンドゥシット・ポールの代表によりますと、6月は特に以下の問題が政治への信頼を低下させたと述べています。

・内閣改造を巡る対立、特に内務大臣ポストを巡る争い
・カンボジアとの国境問題への対応に対する国民の不信感
・首相の業績評価は25項目中20位に後退
・与党内の不和が政府の安定性に影響

■ 信頼喪失の背景には「政策の不透明さ」

スアンドゥシット大学のシリマー助教授はこのように分析しています。

・関税報復(Reciprocal Tariff)問題など、国際的な課題への対応が不十分
・予算案(2569年度)未通過により、景気対策が停滞
・タイ貢献党が内務省を要求し、連立与党プムジャイタイ党との摩擦が激化→のちに連立離脱
・国民の間では、「政府は本当に国益を守れるのか」という疑念が広がっている

内外の不安要因が重なり、政府の信頼性は下落の一途。
もはや政権交代しか、この「転落ドミノ」を止めるすべはありません。

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