スクンビット33にも! バンコクの大麻販売店20店舗に一斉検査。違反店舗に一時営業停止や罰金刑。

タイ公衆衛生省は、麻薬取締局(NSB)、麻薬取締委員会事務局(ONCB)、その他関係機関と連携し、6月22日にバンコク市内の大麻販売店20店舗に対し大規模な立入検査を実施しました。

この取り締まりは、無許可の向精神薬の流通排除および法令順守の徹底を目的としています。

ソムサック公衆衛生大臣は、今回の措置は首相からの「向精神薬や大麻などの厳格管理」という直接命令に基づくものであると説明しています。

特定政党(プムチャイタイ党)の連立離脱とは無関係であり、「政治ではなく、純粋に法の執行」であることを強調しました。

スクンビット・ソイ33での実例と違反内容

スクンビット33通りの大麻店3店舗に対して。

・営業許可証の有無
・商品の登録状況
・販売記録(誰に・どの量を販売したか)

などが確認され、そのうち2店舗で重大な違反が判明しました。

違反内容の一部

・販売記録の未提出(義務違反)
・店内での喫煙を許可(公衆衛生省規定違反)
・FDAの承認なしに大麻グミを販売(違法販売、罰金30,000バーツ)

行政処分と今後の措置

・違反店舗には10〜14日間の営業停止命令が下され、期間中に改善報告を提出する必要あり
・再開可否は委員会が審査し決定
・営業停止中の店舗は、営業許可の更新対象外

未承認の大麻グミは押収され、医科学局により成分分析が行われる予定。
違法な麻薬成分が含まれているかどうかが調査されます。

「現時点では包括的な大麻管理法が整っていない。だからこそ国が規制を明確化し、合法利用と乱用防止のバランスを取る必要がある」

大麻を取り巻くタイの法律は今も過渡期にあります。
合法ビジネスの保護と乱用防止の両立を目指すため、法整備と厳格な監視体制が進められています。

逆にこれだけの違法行為をこれまで見過ごしていた、タイ政府の責任は大きいですよ

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