タイ軍曹がバンコクの宿舎でM16ライフルを使用し自決。失恋が動機との証言も…。

6月19日、タイ・バンコク都ドゥシット区ナコンラチャシーマー通りにある国家治安維持指令本部にて、陸軍兵士が死亡しているのが発見されました。

死亡していたのは、陸軍中隊所属の副隊長であるサラウット陸軍軍曹(27歳)。
遺体は、勤務宿舎の共同ベッド上で発見され、下顎から額にかけて致命的な銃創がありました。
遺体の横には、M16 A2ライフル(マガジン無し)が置かれていました。

この宿舎は、指令本部の副司令補佐職員の当直室として使われていた部屋でした。

【事件の経緯と可能性】

サラウット軍曹は6月18日に当直勤務に入り、19日朝に交代の予定でしたが、勤務終了後も休憩室に滞在していました。
その後、自らの武器を使用して命を絶ったとみられています。

友人の証言によりますと、死亡前に恋人との口論があり、関係修復を試みていたとのこと。
私的な精神的ストレスが原因だった可能性がありますが、事件の詳細については現在も警察が調査中となっています。

【武器管理と手続きは適正】

軍内部の確認によると、サラウット軍曹は正式な手続きで武器庫からM16を持ち出しており、弾薬は1発のみ、マガジンは持ち出していなかったとされています。

武器庫のアクセスコードを知っているのは限られた幹部のみで、彼はその一人でした。
連射を避けるためマガジンは使用せず、発砲に関する混乱を最小限に抑えようとした形跡もあったと伝えられています。

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