パタヤのドイツ人ビアバー経営者、コカイン密売と銃所持で逮捕。供述に不審、背後に大規模組織の存在。

タイ・パタヤで4年以上にわたりビアバー兼スポーツクラブを経営していた42歳のドイツ人男性マイクが、コカインの密売と銃器の不法所持の疑いで逮捕されました。

パタヤ警察は、麻薬取締官と連携して長期にわたる監視を実施。
捜査員は、中央パタヤのショッピングセンター「Xcite」の駐車場にて、2グラムのコカインを5,000バーツで購入するというおとり捜査を計画しました。

指定された時間、マイク容疑者は観光客を装い、フライドチキンの人気店に座っておとり捜査員と接触。
取引が完了した直後、警察が身柄確保に動くと、マイク容疑者は即座にバイクで逃走し、「ソイ ブアカオ」のビアバーへと向かいました。
しかし警察がすぐに追跡し、2.61グラムのコカインを所持していた容疑者を逮捕しました。

自宅からさらに424グラムのコカインと拳銃を押収

その後、パタヤ市内のマイク容疑者の住居を家宅捜索したところ、さらに424グラムのコカイン、および.380口径の拳銃と実弾が発見されました。

予備尋問でマイク容疑者は、「コカインは別のドイツ人からグラムあたり2,500〜3,000バーツで仕入れ、最大1キロ単位で納品された」と供述。
入手したコカインは、パタヤ周辺に滞在する外国人観光客らに小分けで販売し、利益を山分けしていたとしています。

捜査当局は供述に疑念、背後に組織的ネットワークの可能性も

当局はマイク容疑者の供述に懐疑的であり、タイの主要観光地で暗躍する大規模な薬物密売ネットワークの一端である可能性があるとみて、関係者の逮捕に向けて捜査を拡大しています。

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