タイ警察がパタヤの「Antai Holiday Hotel」を強制捜査。中国人ら50人以上逮捕。

6月16日夜、パタヤにある「Antai Holiday Hotel」を家宅捜索し、違法カジノと中国人によるランサムウェア詐欺の拠点を発見しました。
多数の中国人と他の東南アジア諸国出身の容疑者を逮捕しています。

【現場の状況】

摘発されたホテルは8階建てで、2階にポーカーテーブルと大量の現金チップを用いた違法カジノが設置されており、20人の外国人客がその場で逮捕されました。
1階はフロント業務、3~7階は客室、8階は中国人従業員によるオンライン詐欺のオフィスとして使用されていました。

【摘発された容疑者の分類と詳細】

6月17日、当局は摘発結果を発表し、逮捕した容疑者を3つのグループに分けました。

グループ1:違法賭博の容疑(20人)

中国人:16人
ベトナム人:3人
シンガポール人:1人

→ ポーカーテーブルと現金チップを押収

グループ2:入国・労働法違反(24人)

中国人:16人
シンガポール人:2人
カンボジア人:1人
ミャンマー人:5人(うち3人は不法入国)

グループ3:ランサムウェア詐欺(6人の中国人)

中国企業に悪質なリンクを送信し、ランサムウェアを拡散する業務を8階で行っていた
証拠としてノートパソコン9台とスマートフォン15台を押収
「不法就労および犯罪組織への参加」の容疑で起訴

【今後の処遇】

すべての容疑者はタイの法律に基づき起訴され、即時国外退去処分となり、タイへの再入国は永久に禁止されるとのことです。

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