タイサッカー協会、女子W杯2027出場へ向け戦略計画を発表「Road to Brazil 2027」
- 2025/6/17
- 芸能・スポーツ全般

タイサッカー協会(FA Thailand)は、「From Grassroots to Greatness(草の根から栄光へ)」というビジョンのもと、女子サッカーの戦略的発展計画を正式に発表しました。
この取り組みは、愛称「チャバケーオ」で親しまれているタイ女子代表チームのFIFA女子ワールドカップ再出場を目指す「Road to Brazil 2027」キャンペーンの一環です。
タイは、アジアサッカー連盟(AFC)と欧州サッカー連盟(UEFA)によって、女子サッカー強化プログラムに参加するアジア5カ国の一つに選ばれました。
他の参加国は台湾、ベトナム、ウズベキスタン、レバノンです。
これにより、2025年から2029年にかけて、女子サッカーを持続的に発展させる包括的かつ体系的な戦略が策定されました。
FAタイランドのユッタナ副会長は、マダムぺーン会長のリーダーシップのもと、女子サッカーが最優先事項の一つであることを強調しています。
カナダで開催された2015年女子W杯で初の勝利を収めたこと、そして2019年のフランス大会への出場経験を振り返りながら、今回は明確な目標を掲げた構造的な発展への再始動であると述べました。
この戦略計画では、草の根レベルからトップレベルの競技までを一貫して支える強固な基盤の構築を目指しており、最終目標は2027年ブラジルでの女子ワールドカップ出場を目指しています。
今後の予定
タイ女子代表は、2025年6月13日からチェンマイのアルパイン・フットボールキャンプで準備を開始し、2026年AFC女子アジアカップ予選に臨みます。
グループステージでは以下の国々と対戦します。
・東ティモール(6月26日)
・イラク(6月29日)
・モンゴル(7月2日)
・インド(7月5日)
グループ首位チームは、2026年3月1日〜21日にオーストラリアで開催される本大会に進出し、それが2027年W杯への出場権をかけた戦いとなります。
FAタイランドは、FIFA、UEFA、AFC、コーチ、選手、クラブ、学校、そして地域社会の継続的な支援に感謝を表明しています。