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経営危機が叫ばれる中国EVメーカーNETA。サービス停止・部品不足…トラブル続出で消費者提訴!
- 2025/6/11
- タイローカルニュース

中国の電気自動車メーカーNETAに関して、多数の問題があるとして、EVユーザーたちがタイ消費者協議会(TCC)に正式な苦情を申し立てました。
NETA EVユーザーの調整役を務めるタナパン氏によると、現在タイ国内で約2万5,000台のNETA車が走行していると言います。
問題は2024年に中国の親会社が財政難に陥ったことに起因し、サービス体制の大幅な混乱を招いたと伝えています。
タナパン氏は、主に以下の3点の問題を挙げています。
①タイの法律に基づく白ナンバープレート登録の困難
②保証請求のための部品不足および納期遅延
③サービスセンターの閉鎖や、顧客への修理拒否
「駆動系などの部品不足により修理が進まず、部品の到着を待っている状態です。
特に駆動系の問題で車両が動かなくなっている例もあり、修理までの間、顧客は補償も受けられないまま放置されています」と説明しました。
さらに、サービスセンター側が修理を拒否する事例も増えており、多くのユーザーに影響を与えているとしています。
通常であれば、全国のNETAサービスセンターでサービスを受けられる仕組みですが、親会社の経営不安により一部センターが閉鎖され、残っているセンターが過密状態となり、修理を断られるケースが発生しているといいます。
結果として、消費者の中には外部の修理業者に依頼する人も出てきましたが、それによって保証が無効になる恐れもあると指摘しています。
EVユーザーの代表であるチャクチャイ氏は、サービスセンターの閉鎖や修理拒否によって、消費者に大きな不満と損害が生じていると述べています。
企業側からは、一切の補償や解決策が提示されていないともいいます。
被害を受けたユーザーたちは、以下の7つの要求を掲げています
①アフターサービス問題の解決および、車両と駆動系を含む部品を1か月以内に供給すること
②2025年6月までに白ナンバープレートの登録を完了させること
③壁付け充電器やユーザーマニュアルなど、契約に基づく追加サービスの提供
④部品不足や登録問題で被害を受けたユーザーへの補償制度の確立
⑤特に地方におけるサービスセンター閉鎖への対処と、アクセス確保
⑥保証請求が1か月以内に完了する体制の整備
⑦万が一、NETAがタイから撤退する場合には、全車両を買い戻し、損害を補償すること
信用って大事です。
中国車には、それがない。