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タイ世論調査、タイの政治指数が低下。国民の政治離れと政府への不信感が浮き彫りに。
- 2025/6/2
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タイの政治指数が10点満点中「4.70」に下落したことが、スアンドゥシット大学の調査機関「スアンドゥシット・ポール」によって報告されました。
この指数は25の評価指標に基づいて算出されており、4月の「4.82」から低下し、全項目においてスコアが下がったとされています。
国民の政治不信が拡大か
スアンドゥシット・ポールは、「この指数の低下は、国民の政治に対する期待への喪失と疲労感を反映している」と指摘しています。
特に以下のような事象が、国民感情に影響を与えたと分析しています。
・上院の投票プロセスに関する癒着疑惑
・連立与党(タイ貢献党とプームジャイタイ党)間の不仲
・予算編成における透明性や効率性への疑念
この調査は、5月26日から30日にかけて実施され、全国の2,168人から回答を得たものです。
指数構成25項目のうち、上位10項目は以下の通りです。
項目 | 得点(10点満点) |
---|---|
野党の活動・働き | 5.29 |
国民の権利と自由 | 5.13 |
教育の発展 | 5.02 |
国民参加 | 4.98 |
政党全体のパフォーマンス | 4.88 |
国家安全保障 | 4.85 |
首相のパフォーマンス | 4.84 |
政治の安定性 | 4.82 |
政策の実行力 | 4.80 |
政府全体の働き | 4.78 |
政府の主な成果(回答者による評価トップ3)
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37.55%:観光分野の課題解決と観光客の信頼回復
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33.62%:経済問題への対処と貿易交渉
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28.83%:災害警報システムの強化