ジム・トンプソン、2025年大阪万博「タイ館」に出展 ─ 絹で伝える未来のタイ文化

タイ発の世界的ライフスタイルブランド「ジム・トンプソン」は、2025年大阪・関西万博の「タイ館」商業ゾーンに出展し、厳選された展示を通じてタイの伝統工芸と現代デザインを融合させたコレクションを発表します。

今回の出展は、タイ国家テーマ「Bhumi Vimana(大地と空を結ぶ未来のヴィジョン)」に沿ったもので、土地に根ざした文化(Bhumi)と空へと向かう進歩の象徴(Vimana)を讃えるものです。

大阪万博の全体テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。この理念に応え、ジム・トンプソンは伝統の技術と現代美を融合させたシルク製の限定記念品を発表。タイ文化を未来志向で表現し、遺産を守るだけでなく、次世代へ力強く受け継ぐことを目指します。

マーケティングディレクターのナンナパット・ヴェロジャナワット氏は次のように述べています。

「ジム・トンプソンは、世界が注目するこの国際博覧会でタイを代表できることを誇りに思います。これは単なるブランド展示ではなく、タイを“シルクとデザイン、そして想像力”で語る機会です。伝統と革新が共に歩む未来へ向けて、世界にタイの魂を体感してもらいたいと思っています。」

伝統と現代が調和するシルク記念品コレクション

記念品はタイ館限定で販売され、時代を超えたモチーフと現代的な美学からインスピレーションを得ています。婦人服・紳士服をはじめ、シルクスカーフやバッグ、色鮮やかなホームデコレーションなど、すべてがジム・トンプソンのシグネチャーデザインに基づいた逸品です。

また、販売品だけでなく、ブランドの創設者ジェームズ・H・W・トンプソンの物語、タイの職人との深い結びつき、現代におけるタイデザインの未来像を伝えるフィジカル展示やデジタル体験も用意されています。

タイ館は2025年4月13日から10月13日までの6か月間で、300万人以上の来場が予想されており、タイ文化・革新・工芸の魅力を存分に伝える舞台となるでしょう。

ジム・トンプソンについて

ジム・トンプソンは1951年、建築家で芸術収集家でもあったジェームズ・H・W・トンプソンによって設立され、タイの絹産業復興の立役者として知られています。彼の失踪事件は今も東南アジア最大のミステリーのひとつとされています。

現在のジム・トンプソンは、シルクを中心に“Beyond Silk”を掲げるタイ発のグローバルライフスタイルブランドとして、世界中で愛されています。

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