タイ国際航空、インドとパキスタンの緊張激化を受け、パキスタン行き全便運休に。

タイ国際航空(Thai Airways)は、インドとパキスタンの間で報道された越境攻撃をきっかけに両国間の衝突が激化していることを受け、パキスタン行き全便を即時運休すると発表しました。

運休対象となる路線は以下の通りです:

・バンコク – カラチ – バンコク(便名:TG341/TG342):2025年5月10日〜11日

・バンコク – ラホール – バンコク(便名:TG345/TG346):2025年5月10日〜15日

・バンコク – イスラマバード – バンコク(便名:TG349/TG350):2025年5月10日〜15日

タイ航空は「現地の状況を日々注視しており、パキスタン国内の安全状況が改善され次第、タイ国民の帰国支援のための特別便を迅速に手配する用意がある」としています。

最新情報や便の詳細については、タイ航空公式フェイスブックページ(THAI Corporate Communications)または24時間対応のコンタクトセンター(0-2356-1111)にて確認するよう呼びかけています。

航空会社は「ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます」と乗客への謝意を述べています。

ロイター通信の最新報道によりますと、パキスタンはインド北部のミサイル貯蔵施設を含む複数の地点に対して軍事作戦を実施したと発表。
これに先立ち、インドがイスラマバード近郊を含む3つのパキスタン空軍基地に対してミサイル攻撃を行ったとパキスタン側は主張しています。

パキスタンの防空システムは、これらインドのミサイルの大部分を迎撃したとされます。

両国はカシミール地方を巡って長年にわたり対立しており、5月7日にインドが「テロ関連インフラ」を標的にパキスタン領内への攻撃を行ったことから、対立が一気に激化しています。
パキスタンは、これに対する報復を予告していました。

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