テレサ・テン没後30年。今も人々の心に生き続ける「アジアの歌姫」が遺した愛と自由のメロディー。

2025年5月8日は、「アジアの歌姫」テレサ・テンの逝去からちょうど30年目となります。

甘く澄んだ歌声と、時代を超えて愛されるラブソングで知られる彼女の代表曲「甜蜜蜜」は、今もなお世代や国境を越えて人々の心に響いています。

「華人がいるところには、テレサ・テンの歌がある」と言われるほどです。

テレサ・テンは1995年、タイ・チェンマイのメーピン・ホテル(現インターコンチネンタル・チェンマイ)滞在中に42歳で急逝しました。
当初は、年下の交際相手ステファン氏との関係をめぐる疑惑も取り沙汰されましたが、後に幼少期から患っていた重度の喘息による発作が死因であることが医師により確認されました。

河北省出身の国民党軍人家庭に生まれ、台湾へ移住した彼女は、政治的な緊張により中国本土での公演は叶いませんでしたが、政府による放送禁止の時代ですら庶民に深く愛され続けました。

また、民主化運動への支持も公に表明し、1989年には香港で天安門事件の学生運動を支持するコンサートにも出演しました。

多言語で歌いこなし、国際的な人気を博したテレサ・テン。
台湾で行われた葬儀には多くのファンが詰めかけ、彼女は今も「アジアンポップスの女王」として多くの人々の記憶に生き続けています。

わたしは、「時の流れに身をまかせ」や「つぐない」が好きでした。

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