タイ新築物件「売り家」広告。特典:シロアリ、前代未聞の配線、地盤沈下の駐車場付き、それでも隣人は親切です!

バンコクの隣サムットサコーン県にあるタウンホーム30軒ほどの住宅団地で、初めてマイホームを購入した多くの住民がわずか1年未満で「売却」を決断するという異常事態が起こっています。

問題だらけの新築住宅

入居から1年も経たずして、地盤沈下・床下の空洞化・柱や基礎のサビ・何度も繰り返す浸水・天井への水漏れなど、深刻な建物の劣化が発生していました。

住民たちは、建設会社や地元自治体、消費者保護機関、県の苦情処理センターに対応を求めてきましたが、目に見える改善や対応は見られていないといいます。

次々と「売却」決意 皮肉まじりの貼り紙も

このため、住民たちは続々と家に「売家」看板を掲げ始めています。
その看板には次のような皮肉混じりの文言がみられました。

「早急に売却!現状引き渡し!家は沈下、壁に亀裂、コンクリートは風化、屋根からの雨漏りで天井にしみ。2階トイレの水が1階へ漏水。家は少し傾いています。基礎にひび。特典:シロアリ無料、使えないキッチン無料、沈下確定の駐車場付き、見たこともない配線システム。それでも、隣人は親切です!」

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る