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タイ、外国人労働者抜き打ちで(?)50万人超検査。2,575人が労働法違反で訴追。
- 2025/4/22
- 事件(タイローカル)

タイ雇用局は4月21日、2024年10月1日から2025年4月18日までの期間に、全国で外国人労働者を雇用する38,734の事業所を検査し、うち1,329件の事業所が法令違反で訴追されたと発表しました。
この間に検査された外国人労働者の総数は523,706人で、出身国別では以下の通りです。
・ミャンマー:398,493人
・カンボジア:70,371人
・ラオス:32,983人
・ベトナム:522人
・中国:9,189人
・その他の国:12,148人
そのうち2,575人が法的措置の対象となり、特に883人はタイ人専用として保護された職業に従事していたとして訴追されています。
具体的な国別の人数は以下の通りです:
・ミャンマー:481人
・カンボジア:139人
・ラオス:109人
・ベトナム:54人
・中国:21人
・インド:24人
・その他の国:55人
違反の多かった職種には、物品販売、美容師、運転手、マッサージ師などがあり、また店舗業務、建設、一般労働も違反の対象になっています。
法的措置と罰則
無許可労働者や許可範囲外の職務に従事した場合は、5,000〜50,000バーツの罰金、国外退去、2年間の再就労禁止が科されます。
雇用主側は、無許可の外国人を雇用した場合や許可外の職に就かせた場合、1人あたり1万〜10万バーツの罰金、再犯時には1年以下の懲役または5万〜20万バーツの罰金、3年間の外国人雇用禁止が適用されます。
全国で抜き打ち検査を実施中
雇用局は、バンコク、プーケット、サムイ、パタヤ、チェンマイなどの主要都市や、ヤワラート、ホイクワン、ビクトリーモニュメントといった外国人労働者の多い地域で抜き打ち検査を継続すると述べています。