タイの中国国営企業幹部、代理人制度悪用で起訴後、保釈金50万バーツで釈放。本当にこれでいいのか?

タイ特別捜査局(DSI)は先日、中国国営企業「China Railway No. 10 Thailand」(中国鉄道第十局)」の幹部であるZhang Chuanling(42歳)を、代理人規制違反の容疑で逮捕・起訴しました。

その後、被告は50万バーツの保釈金と裁判所の許可なしには出国できない条件付きで釈放されました。

問題の発端:国家監査庁ビルの倒壊

この事件は、3月28日にミャンマーで発生した地震により、バンコクで唯一倒壊した「国家監査庁ビル」の建設に関連した事件となっています。
この崩壊事故では、103名が死亡、生存者は9名という大惨事となりました。

容疑と被告の主張

Zhang被告は、ラチャダー地区のホテルで4月19日に逮捕され、21日にバンコクの刑事裁判所に初めて身柄を送致されました。

容疑は、外国人が出資比率の制限を逃れるためにタイ人名義で企業運営を行った、いわゆる「ノミニー」制度を悪用したもので、外国事業法および政府調達関連の違反の疑いがかけられています。

しかしZhang被告は「ノミニーを使っていない」と否定し、「私は中国政府の投資を代表する幹部であり、タイでの事業運営を任されている」と主張しています。

被害者への補償と今後の対応

同氏によると、中国の国営企業は倒壊事故の被害者に対して約1億2,000万バーツの補償金を拠出する予定で、現在タイ法務省と調整中とのことです。

中国国営企業を名乗るのでしたら、もう二度とタイで事業を行ってほしくないですね。
採用した側も同罪とみなすべきです。
建物だけでなく、食品やあらゆるものに関して、ちゃんとどこが作ったか明記するよう罰則を含めた法整備をするべきです。中国産のものは住みたくない、食べたくない、使いたくないという声が多数上がっています。

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