大阪万博「タイパビリオン」に深い闇。入札の度重なる中止と特定業者の選定に疑惑の声。

2025年大阪万博の「タイパビリオン」プロジェクトについて、タイ保健サービス支援局(DHSS)は入札を複数回キャンセルした後、特定の業者を招待する形式の入札で落札者を決定していたとタイメディアが報じています。
この過程が、入札の透明性に対する疑念を呼んでいます。

プロジェクト概要と予算

・起点:2022年12月20日 内閣決議
・総予算:9億7,348万バーツ
・管理費:1億560万バーツ
・展示費:8億6,788万バーツ
・主催:タイ公衆衛生省

2023年3月14日、内閣は展示費の8億6,788万バーツについて、2023年〜2026年の4会計年度に分けて予算化することを確認しています。

入札の経緯

2023年4月27日:中央値8億6,788万バーツが設定(Index Creative Village社とRight Man社の見積りに基づく)

5月16日:通常入札が条件不適合によりキャンセル
5月18日:同様の2社に基づき中央値を再確認
7月:Joint Venture RMA110 Co Ltd が8億6,200万バーツで落札(中央値より588万バーツ安)
10月9日:会社が期限内に価格確認を行わず、落札結果が取り消し
10月17日:新たな中央値8億6,787万7,000バーツを設定(前回より3,000バーツ減)
10月20日:同じ企業が再び特定入札で落札、提示価格は8億6,780万バーツ(中央値より7万7,000バーツ安)

追加契約と企業に関する懸念

2025年3月27日:同じ企業が仮設展示に関する契約(1,265万バーツ)も特定入札で受注。

落札企業と2023年6月29日に設立された、似た名前の資本金100万バーツの会社が、2024年2月16日に解散していることから、企業間の関係性に疑念が生じています。

現在のところ、当局や受注企業からは、これらの会社が同一または関連しているかどうかについての説明は行われていないとのことです。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る