タイで米国人学者が不敬罪で逮捕!保釈も却下! アメリカ国務省は懸念を表明。

タイ・ピッサヌローク県裁判所は火曜日、王室中傷罪(不敬罪)で起訴されたナレースワン大学講師ポール・チェンバース氏の保釈請求を却下しました。
チェンバース氏は、妻であるナピサ社会科学部学部長、米国総領事館職員、弁護士と共に警察署に出頭しました。

弁護団によりますと、逮捕状は先週発行されたものの、事前の召喚状はありませんでした。
弁護団は現金保証金を増額して再度保釈を申請する予定で、チェンバース氏には持病があり、裁判所の監督下に置かれる条件も受け入れると述べています。

チェンバース氏は、東南アジア研究所(ISEAS)のウェビナー紹介文に関連して王室中傷罪(刑法第112条)およびコンピューター犯罪法違反で起訴されました。
彼は起訴内容を全面的に否認しており、「15年の懲役刑を恐れている」とCNNに語っています。

学問の自由への懸念

支援者たちは、今回の起訴がタイにおける学問の自由に深刻な影響を与えると懸念しています。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、「チェンバース氏は長年にわたり超王党派グループの標的にされてきた」と述べています。

また、チュラロンコーン大学のティティナン氏は、「この事件は国際的な注目を集め、タイにとって大きな負担となるだろう」と警告し、「タイ社会全体の知的発展にも悪影響を及ぼす」と指摘しています。

アメリカ国務省、懸念を表明

アメリカ国務省は4月9日、この件について深い懸念を表明しました。
「この事件は、タイにおける王室中傷法の運用に関する我々の長年の懸念を改めて裏付けるものです」と声明で述べています。

このような状況下で、アメリカとの相互関税についての特使など派遣して、まともに取り合ってもらえるのでしょうか。

 

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