南海トラフを抱える日本と100年で1回地震が来たタイ、実際どっちが安全なの?! 過去50年間ASEAN地震統計。

3月28日に発生したミャンマー地震では、特に日本のテレビや新聞による偏向報道(やたら恐怖を煽る)に対し、タイに住む人たちの間で怒りの声が上がっています。

ミャンマーで3月28日に発生したマグニチュード8.2の地震(震源の深さ10km)は、タイ北部・中部・バンコクでも揺れを感じるほどの大きな影響を与えました。

この地震の原因はサガイン断層にあるとされ、ASEAN地域で最も活発な断層の一つと考えられています。

ASEAN地域の地震発生状況

最新の統計によると、東南アジアは世界でも地震が頻発する地域であり、特にフィリピンとインドネシアが年間最多の地震を記録。
次いでミャンマーも活発な断層や海溝が多く、地震が頻繁に発生しています。

一方で、タイ・ラオス・カンボジア・ベトナムなどは、大規模地震の発生頻度が比較的低いというデータがあります。
しかし今回、ミャンマーでの地震後にこれらの国々で強い揺れが観測されたことは、大地震への備えが重要であることを示しました。

地震への備えが最重要

2004年のインド洋大地震(津波を伴うM9.1)では、東南アジアとアフリカで23万人以上が犠牲となりました。
このような大規模地震は今後も予測が難しく、現地では短期的な予知技術も確立されていません。

そのため、地震に対する備えと防災意識の向上が最も重要な対策となってきます。
今回のミャンマー地震を教訓に、建物の耐震性強化や緊急対応策の充実が求められてくるでしょう。

ただ地震という面だけで考えた場合、耐震・免震がしっかりしていても遠くない将来必ず来ると言われている南海トラフ地震問題を抱える日本と、100年間(それ以上)で今回レベルの地震が一回来たタイ、実際どちらが安全なのでしょうか。

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