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- 中華合弁ビル崩壊事故、4月に大学卒業を控えた女性、母と兄とともに犠牲に。父も行方不明に。
中華合弁ビル崩壊事故、4月に大学卒業を控えた女性、母と兄とともに犠牲に。父も行方不明に。
- 2025/4/1
- 事故・火災(タイローカル)

ミャンマーを震源地とする地震により、バンコクで建設中の国家監査庁(สตง.)のビルが崩壊し、多くの死傷者が出ました。
その犠牲者の一人がスミター・ナムブリーさん(通称ヌンさん、23歳)。
彼女はロイエット大学公衆衛生学部の学生であり、母と兄とともに命を落としました。
大学の公式フェイスブックページでは、
「スミターさんのご冥福を心よりお祈りします。彼女は天使となり、天国へ旅立ちました。」
と哀悼の意が表されました。
わずか2日前に仕事を始めたばかり
ナムブリーさんは、故郷ノーンカイ県出身。
卒業後の収入を得るため、3月26日に家族とともに仕事を始めたばかりでした。
しかし、4月に控えていた卒業式を迎えることは叶いませんでした。
救助隊は母と兄の遺体を発見しましたが、父親は依然行方不明のままです。
家族の遺体は故郷ノーンカイ県へ搬送され、4月3日に火葬が行われる予定とのことです。
ノーンカイ辺りの小作人たちは、休耕の間、こういった工事現場へ家族で出稼ぎくることがあります。
ヌンさんは、家族思いのよいこだったのでしょう。
大学卒業を目の前にして…。