もはや「世界遺産クラス」?! タイのネバーエンディング工事、ラマ2世通り。

世界の象徴的な建造物といえば、エッフェル塔やタージ・マハールが思い浮かびます。
しかし、タイでは別の巨大インフラプロジェクトが注目を集めています。
それが、ネバーエンディング「ラマ2世通り」です。

この工事は、現世で終わるのか、それとも来世で?

ラマ2世通りの建設は1970年に開始されました。
しかし、55年以上経過した現在も未完成のままです。
この道路はタイの中部地域を結ぶ重要なルートですが、工事の遅れがあまりにも長引き、交通事故やインフラの不備を引き起こし、地元住民の生活に深刻な影響を与えています。

歴史的建造物と比較すると、その工期の異常さが際立つ

世界的な建造物の完成までの期間と比較すると、その違いが歴然としています。

・エッフェル塔:工期2年2か月
・タージ・マハル:工期22年
・コロッセオ(ローマ):工期約8年
・マチュピチュ:工期約30年で完成

これらの世界的なランドマークの工期をはるかに超え、ラマ2世通りの工事は未だに終わる気配がありません。

「世界遺産級」の長期工事に地元住民の不満も

このプロジェクトがここまで長引いている理由には、予算不足(というか中抜き)、管理のずさんさ、計画の度重なる変更などが挙げられます。
結果として、世界的な歴史的建造物の工期を超えるほどの「超長期インフラプロジェクト」となり、多くの人々が「本当に完成するのか?」と疑問を抱いています。

ラマ2世通りの工事は、もはやインフラ整備の問題を超え、タイの都市開発における課題の象徴となっています。
この「終わらない工事」が地元住民に与える影響は計り知れず、今こそその原因と解決策について真剣に向き合うべき時ではないでしょうか。

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