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韓国、中国人観光客にビザ免除を一時適用へ。観光促進とAPEC首脳会議を前に。
- 2025/3/21
- タイローカルニュース

韓国政府は3月20日、中国人観光客に対し、第3四半期(7~9月)にビザ免除措置を一時的に適用すると発表した。
これは国内需要の低迷を受けて観光業を活性化するための施策であり、また今年後半に予定されているアジア太平洋首脳会議(APEC)を見据えた動きでもある。
この決定は、中国政府が昨年11月に韓国を含むアジアおよび欧州諸国の国民に対し、今年末までの期間限定でビザなし渡航を認めたことを受けたものだ。
「第3四半期には、中国からの団体旅行客向けに一時的なビザ免除を導入し、中国人観光客数の回復を加速させる」と、韓国の崔相穆(チェ・サンモク)大統領代行は述べた。
韓国は今年第4四半期(10~12月)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議を開催予定である。
会場となるのは、文化遺産観光で知られる南東部の慶州(キョンジュ)市だ。
昨年、韓国を訪れた外国人旅行者は1,640万人に達し、前年比48%増加した。
これは新型コロナウイルス感染拡大前の2019年(1,750万人)に近い水準だ。
政府統計によると、中国人観光客が最も多く、全体の28%を占めた。
特に、このうち約3分の1は20代・30代の女性だった。
韓国のポップカルチャーは、K-POPやファッションを中心に世界的な人気を博しており、政府は今後さらにこれを活用する方針だ。
また、韓国料理や美容関連の商品をテーマにしたツアーパッケージを提供するなど、さらなる観光客誘致策を準備しており、今年の訪韓外国人旅行者数1,850万人の達成を目指す。