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バンコク、ラマ2世通りのクレーン崩落事故で2社を起訴。 死者6名を出しても終わらぬ工事。
- 2025/3/5
- 事故・火災(タイローカル)

サグラダファミリアより終わらない工事、それがタイのラマ2世通り。
そして、多くの死者を出している道路工事事業としても有名です。
3月5日午後2時30分、警察は、ラマ2世通りで発生した橋梁建設用クレーンの崩落事故に関する捜査の進捗を報告しました。
この事故は、2024年11月29日、高速道路バンコク・バーンチャン~バンパコック区間で発生しました。
設置中の橋梁用クレーンが崩落し、6名(タイ人2名、外国人労働者4名)が死亡し、9名(タイ人4名、外国人5名)が負傷しています。
事故の背景と捜査の進展
本件について、警察庁長官キッティラット氏は、公正な刑事捜査を推進し、事故原因の解明と責任者の特定が進められています。
現在までの捜査の結果、捜査チームは27名の関係者から事情聴取を行い、2社を起訴しました。
・1社目は、外国人労働法違反(許可範囲外の業務に従事させた罪)で起訴。
・2社目は、1社目と共に、労働安全衛生および作業環境に関する法律違反の罪で起訴。
現在、タイ国道局の調査結果を待ち、以下の点についても詳細な検証が進められています。
・入札基準(TOR)の適正性
・下請け契約の管理状況
・建設計画の監査手順
また、タイ土木建築協会、タイ構造技術者協会、その他の専門家の意見も収集中で、今後の捜査に活用される予定です。
起訴された企業の名前が報じられていないのですが、この辺りに闇を感じずにはおれません。
またこれだけの事故を起こしておきながら、まだこの程度の進捗しかないというのは、余りやる気を感じさせませんね。
こんなのは、事故ではなく事件です!