「猩紅熱(しょうこうねつ)」流行でタイ教育省が警戒指示。学校は休校を検討。

月28日、タイ教育省(ศธ.)報道官は、現在5~15歳の学齢期の子どもたちの間で「猩紅熱」が流行し、一部の学校が休校措置を取っていることについて言及しました。

猩紅熱はA群溶血性レンサ球菌(ストレプトコッカスA)による細菌感染症で、この菌は毒素を生成し、全身に赤い発疹が現れるのが特徴です。
感染経路は咳やくしゃみを介した飛沫感染や、唾液・鼻水などの体液への接触、玩具や日用品の共有などが挙げられます。
これに伴い、教師に対し生徒の症状を注意深く観察し、感染防止に努めるよう呼びかけています。

タイ教育大臣は、今回の流行について深刻に懸念しており、保護者には子どもの健康チェックを徹底するよう要請しました。また、学校長に対しては、必要に応じて休校を判断できる権限を与え、休校した場合は代替授業の実施を推奨しています。

しかし、現在一部の学校では学年末試験の時期に入っているため、休校せずに運営を続ける学校もあります。
そのため、タイ公衆衛生省の健康対策ガイドラインに従い、以下の予防策を徹底するよう指示が出されています。

・マスクの着用

・ソーシャルディスタンスの確保

・食事前の手洗いの徹底

今の時期は、3月で帰国前の日本人のご家庭も多いことでしょう。
ご注意ください。

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